1200sex1801240101
第三章
-1-
美術クラブに所属の大村由紀は大学二年生、二十歳になったばかりです。
クラブの先輩島田祐樹が、由紀をモデルにして絵を描く、そのアトリエです。
金閣寺から山にそったその道筋、高級住宅街に、祐樹のアトリエがあります。
祐樹のアトリエとはいっても所有は祖父さんで、著名な画家さんでした。
その祖父さんが一昨年に他界、邸宅とアトリエが残され、祐樹が使い出したんです。
「いいでんしょ、由紀ちゃん、裸婦モデル、了解だよね」
大学院にいる祐樹は、京都にいるから日本画のお勉強中、由紀をゲットしたんです。
アトリエは洋間で、天井も高く、床面積も64㎡、立派なお絵描アトリエです。
「はい、祐樹せんぱい、恥ずかしいけど、モデル、しちゃいます」
窓辺の反対側の壁面書棚には、画集が詰まっていて、浮世絵全集もあります。
由紀は白基調の清楚なワンピース姿、まだ夏のおわりとはいえ、暑いです。
そこに二人用のソファーがあって、テーブルがあって、ひとり掛けソファーがふたつ。
ふわふわ、ひとり掛けソファーに座った由紀、お尻が沈んで、お膝が高いです。
「たくさんの本、わたし、夢のなかにいるみたいですぅ」
たしかに、二十歳の由紀には、本格的な画家さんのアトリエに、圧倒されます。
シックなつくり、調度品は高価なほんまもん、書棚にはきっちり雑誌なんかも。
祐樹は、可憐な由紀を目の前にして、男子だから欲情してきちゃいます。
たぶん、男子は、女子よりも、沢山、情欲するんじゃないかと思うんです。
「だから、由紀ちゃん、二人だけだから、安心していたらいいよ」
とはいいながら、裸婦モデルになる由紀、もちろん全裸になるはずだけど。
「はい、せんぱいのこと信頼していますから、でも、恥ずかしいですぅ」
絵を描く、アトリエの窓辺に置かれた籐の肘掛椅子に、由紀が座るんですが。
裸になる、先輩祐樹が見ている前で、お洋服を脱ぐなんて、あらためて恥ずかしい。
恥ずかしいけど、約束だから、お洋服を脱いで裸になるしか、ないじゃないですか。
夏のおわりがけ、昼下がりのお絵描アトリエ、二十歳の由紀が、裸婦モデルです。

-2-
由紀、とっても恥ずかしい気持ちですけど、ワンピを脱いで、ブラをはずします。
ショーツは、まだ穿いたままですけど、短いソックスを脱いじゃいます。
祐樹は、見て見ぬふりをして、由紀の裸体を、垣間見て、美しさにゾクゾクです。
白い肌、ぷっくら膨らんだおっぱい、乳首が輪ゴムの色よりピンクです。
「せんぱいぃ、これだけわ、ゆるしてくださいよぉ」
白いショーツを穿いたまま、おっぱいに腕をまわして、肘掛椅子に座った由紀。
スケッチ用の画帳を手にした祐樹が、由紀の2m前においたスツールに座ります。
「いいよ、由紀ちゃん、その気になったら、脱いでしまってよ」
祐樹のお声が、うわずって、由紀のお声だって、かぼそく可憐な感じです。
「ショパンのピアノ曲、かけておこうかな」
由紀は高校のときまでピアノのレッスンを受けていたから、曲名、わかります。
幻想即興曲ってのがあるんですけど、その曲がアトリエにひろがります。
おもったより激しい感じに思えるのは、由紀、いま、うっとりとしたいからかも。
「ほら、手を、胸から離して、右は肘掛に、左はお腹の下あたり」
祐樹がポーズをつけてきて、由紀はそれに、従って、ポーズをとります。
おっぱいが、祐樹の目線に晒されて、大学二年生の由紀、羞恥の気持ち。
お顔がほんのり赤らんできて、内心、目線をどうしたらいいのか、迷ってしまう。
髪の毛は、ちょっと茶に染めていて、肩にかかるところまでですが、束ねています。
「いいねぇ、由紀ちゃん、モデル、いいねぇ」
「ああん、せんぱいぃ、そんなに見つめないでくださいよぉ」
「見つめないでといったって、見つめないと、スケッチできないよ」
「そやけどぉ、うち、うち、こんなの、恥ずかしいですぅ」
モデルだと割り切りたいけど割り切れない大学二年生、二十歳の由紀です。
でも、ほんとうは、由紀、内心、祐樹としてもいいなぁ、処女をあげてもいいんだ、と。
二十歳になってるのに未体験、友だちの有香なんて、三人にも経験したって話なのに。
由紀にとっては、男の人とするセックスは未知の世界、オナニー経験しかないんです。

-3-
祐樹の心の中は、アトリエへ来た由紀を、セックスフレンドにしたい欲望です。
女の子をアトリエへ連れ込んで、セックスをする、由紀が初めてじゃありません。
大学院生の優しいイケメン祐樹に、好意を抱く女の子をナンパしちゃうんです。
そんななかに、由紀がやってきて、いま、ショーツだけの裸にしてさせたんです。
由紀は美術クラブの先輩祐樹に、優しくしてされて、うれしかったんです。
なにより、あこがれの気持ちもあったから、二人だけになれることを夢見ていた。
「由紀って、めっちゃ、かわいいから、モテるんやろ?!」
「はぁあ、そんなこと、ないですけどぉ」
スケッチブックに鉛筆を走らせながら、祐樹が、肘掛椅子の由紀とお話です。
「好きな男子がいるんじゃないの、たとえば、セックスしてる男子とか」
「そんなの、いませんよぉ、そんなひと、いません」
祐樹に、じっと見つめられていることを意識しながら、どきどきして応えます。
「じゃぁ、いいんかなぁ、由紀ちゃん、ぼく、立候補しても、さぁ」
さりげなく、祐樹が、スケッチしながら、由紀に声をかけてきます。
ショパンのピアノ曲が、広い洋間のアトリエに流れて、由紀、夢の中のよう。
「ええっ、せんぱいぃ、じょうだんよしてくださいよぉ、うそでしょ」
「うそじゃないよ、由紀ちゃん、ぼく、好きになったみたい、ほんとだよ」
祐樹は、肘掛椅子に座ったショーツだけの裸体、由紀を触りたい欲望です。
由紀はといえば、祐樹との危うい会話で、こころのなかが疼いてきます。
「ああっ、せんぱいぃ、だめですよぉ、あああっ」
立ったままの祐樹から、裸の肩に手を置かれる由紀、動転して目の前真っ白。
未経験、処女、男子と交わったことがない無垢な大学二年生、由紀です。
大人になるかも知れない、と思うと、気持ちが高揚してきて、ぽ~~です。
まだお洋服を着た祐樹ですが、ショーツだけの由紀を立たせて、抱きしめます。